Design

・オリジナルの「釦」

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現在は様々なデザインにアレンジもされていますが、トレンチコートはダブル前10個ボタン型で、ボタンを上まで全て留めた着方ができるのが基本です。
初期の釦は全て、ブラウンのレザーボタンを使用されていたようです。
レザー釦では洗濯ができないため、ALL MY LOVINGではオリジナルの刻印ボタンを使用しています。
ポリエステル素材の釦でありがら、伝統と最新の技術により独特の温かみのある風合いを醸し出す天然素材のような風合いに仕上げられています。

・「インバーテッドプリーツ」

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・「インバーテッドプリーツ」
バックスタイルの裾に施されたひだ山を突き合わせたような構造のプリーツは戦地で乗馬する際に、開いた足の動きを阻害しないよう考案されたといわれています。
そのため、通常のプリーツと比べるとウエストまで届くほどの広い範囲に切れ込みが入っているので、内側のボタンでプリーツが広がらないように留めることもできます。
 プリーツの開け閉めにより裾のラインはパンツやスカート、どちらにも気軽に合わせていただけます。

・「あえて」仕様変更した「ポケット」

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本来のトレンチコートには箱ポケットから内側に手を入れられる「貫通式ポケット」が採用されていて、ベルトや前立てを締めて着用した状態でも、テーラードジャケットやパンツのポケットに出し入れが可能になっています。
ALL MY LOVINGでもサンプルではこのように作ってみましたが・・・
スマホなどを内側のポケットに入れる際に、うまく内側ポケットに入らず落としてしまう事が多発・・・(この形式のポケットになれてないと意外と使うのが難しいと感じました)
そこで実用性を考え、ポケットは独自の解釈を加えて仕様を変更いたしました。
外側に見える「箱ポケット」は「雨蓋」としての機能を持たせて、本当のポケットはその内側に仕立てております!

・「アームベルト」

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寒風や雨風の進入を締めて防げるように、袖口にはベルトが施されている。
トレンチコートならではの機能的デザインであるアームベルトもデニムで仕立てるとステッチがいい感じに袖口に映えますね。
 こちらのベルトにも「限りなくレザーに近い」を高い技術レベルで表現したフェイクレザーのバックルを使用しております。
 もちろん、そのまま洗濯していただけます。

・「Dカン」

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手りゅう弾やナイフなどをひっかけるためにベルトに縫い付けられた「Dカン」。
現在では何かを吊り下げることはほぼないので、意外と省かれるパーツ。
しかし、こんなにカッコいいパーツを省くのはもったいない!
ALL MY LOVINGではきっちりつけてます!

・共布ベルト

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共布ベルトもトレンチコートの代表的なディティール。
ALL MY LOVINGではベルトの長さ・幅、そして位置にトコトンこだわり試作を繰り返しました。
ベルトはハイウエストに配置しウエストでキュッと結べば美しいラインが演出できます。
ベルトのステッチワークにもこだわり、結ばずラフにさらっと羽織っているだけでも「キマル」デティールです。
 バックルもレザーでサンプルを作ってみましたが、やはり洗濯できないのはかなり不便だったので「限りなくレザーに近い」を高い技術レベルで表現したフェイクレザーのバックルを使用しております。
 もちろん、そのまま洗濯していただけます。

・「アンブレラヨーク(ストームシールド)」

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肩から背中にかけて二重構造になったフラップのような部分がアンブレラヨーク(ストームシールド)。
嵐の際に水が衣服の中へ侵入しにくいように考案された独特のカーブした形状で、やや傾斜するように縫製し、水がすべり落ちやすい設計にしています。
 ALL MY LOVINGではさらにアンブレラヨークの構造を利用し、服の軽量化と通気性UPという独特の進化をさせています。

・飾りじゃない「ガンフラップ」

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ライフルで発砲した際の肩への衝撃を和らげる役割として発案されたディティール。
女性用コートに見られる右前合わせなら左側、男性用コートに見られる左前合わせなら右のみ側に施され、単なる「飾り」ではなく、襟のボタンを全て留めた状態の時には、雨だれの進入も防ぐ「実用性」を持たせています。

・テーラータイプのセットインスリーブ(レディースタイプ)

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トレンチコート初期モデルで使用されていたというセットインスリーブ。
メンズのテーラースリーブを改良して製作したALL MY LOVNGのセットインスリーブは、コンパクトなアームホールながら腕の可動範囲は大きく、立体的で美しい袖山の袖はスッキリした印象ながら運動量を最大限確保しています。
肩回りもスッキリと見えるので細めのシルエットが好きな方は男性にもおススメです

・「オヤジっぽさ」を感じないラグランスリーブ(メンズタイプ)

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トレンチコートの初期モデルではセットインスリーブであったという説もあるが、
現代まで続く「完成形」と言われているトレンチコートに採用されているラグランスリーブ。
クリミア戦争で活躍したラグラン将軍が右手を負傷した際、簡易な着脱を目的に採用した仕様が起源とされ、肩の位置が決まっていないため、オーバーサイズでの着用がしやすいのも嬉しいポイントだ。
襟ぐりから袖付けされたラグランスリーブは、肩の可動範囲や運動量を最大限確保。軍用衣料としての本来の機能を彷彿させる。
ALL MY LOVINGのラグランスリーブは、前から見ると「スッキリ」と、後ろにはしっかり「運動量」を持たせた独特の形状の型紙を使用しています。
そのためラグランスリーブ特有の「オヤジ」っぽいイメージはありません。
スッキリと着れるラグランスリーブなので、オーバーサイズで着たい女性にもおススメです!

・「エポーレット」もこだわりが!

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エポーレットは肩の部分に備えられたベルト状のディテール。
もともとは階級を示すバッジを付けていたが、後に銃や双眼鏡、水筒のストラップが滑り落ちるのを防ぐために使われるようになりました。倒れた兵士を救出する際、引きずるための持ち手としても活用されていたといいます。
そのためエポーレットはボタンを留めた状態で少しカーブするような形状で荷物がずり落ちにくい形状に作っています。
デザインにはすべて「目的」がある。
ALL MY LOVINGのデザインに対する信条です。

・あまり使わないけど、とにかくカッコいい「スロートラッチ」

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スロートラッチは、襟裏に収納されている小さなベルト。
雨風が侵入するのを防ぐため、フック留めした襟元を上からカバーするための役割を果たします。
本格仕様のクラシックなトレンチコートには必ず見られるディティールですが、あまり使用することもないので省かれる事も多いパーツ。
意外と製作に手間とコストがかかるのも量産品で省かれる理由かもしれません。
スロートラッチは襟を留めなくても、襟から垂らしているだけでも「様になる」カッコいいパーツ。
ALL MY LOVINGは、この「垂らした」バランスと形状にもこだわってデザインしています。

・こだわりの「かぎフック」

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雨風を防ぐために襟を立たせたときに、のど元をしっかりと留めるための金属製のかぎフック。
小さなパーツですが、コートの印象を大きく変えるパーツの一つ。
インパクトのある大きいホックを使用し、一つ一つ手作業で丁寧に縫い付けております。

・カッコイイ「襟」

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襟を立てて着る事の多いトレンチコート。
しっかりした襟腰で美しい立ち襟でありながら、折り返してもバランスがいい形にデザインしております。

・「ルーツ」をリスペクトし進化させる!

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30年前のイタリア製ビンテージトレンチコートを解体し、型紙を研究。
ギャバジン用に作られた型紙をデニムに落とし込み、さらに日本人体型に修正。
その後、15回・半年間にわたりサンプル制作&試着&修正をひたすら繰り返し1stモデルが完成しました。